1:名無しさん




石破茂首相が14日、秋田県大仙市を訪れ、農家との意見交換に臨みました。随意契約で備蓄米を放出した政府の対応について、コメ農家からは厳しい声が出されました。

参議院選挙秋田県選挙区の自民党公認候補を応援するため、大仙市を訪れた石破首相。はじめに、県南部のコメ農家との意見交換に臨みました。

政府は、5月末に随意契約による備蓄米の放出を打ち出し、県内でもコメの値段が下がり続けています。

大仙市のコメ農家・斎藤拓さんは「備蓄米の放出、そして店頭に2000円の随意契約のコメを並べると始めた時に、なぜ生産者に『緊急事態の対応であるから再生産可能なコメがつくれる環境を崩すわけではないんだ』とメッセージを発してくれなかったのか。石破総理の言葉をあえて拝借するならば『なめられてたまるか』ということです」と、石破首相を目の前に怒りをあらわにしました。

これに対し、石破首相は「これが生産地に向けて不安をかき立てるような、そういうことがあってはならないので、生産地に向けてもメッセージを発したつもりですが、そこはうまく報道されなかったというか、私の言い方が悪かったとすれば、それは申し訳ない」と述べました。

この後、石破首相はコメの増産にかじを切る理由について「食料がきちんと自給できるということは、独立国としてどうしても達成していかなければいけないことであります。これから先、コメの増産にかじを切るというのはそういうことなのであって、もう一度わが国をきちんとした自分の国のことは自分でやると、そういう国に変えていかなければならない」と述べました。

このほか、石破首相は「農地の基盤整備を急速に進め、農業機械の使用効率を上げていく。秋田から新しい日本をつくっていく」と力を込めていました。

https://www.youtube.com/watch?v=hNxtvImj_i4