1:名無しさん




 韓国の大統領選は、米国のように有権者が選挙人を選び、選挙人が大統領を選ぶ「間接選挙」ではなく、有権者が大統領を直接選ぶ「直接選挙」。自分の投票がダイレクトに結果につながるだけに、国民の関心も高い。そのため、大統領選を締めくくる開票中継は、選挙期間中のテレビ局の視聴率を左右する重要なイベント。開票率など数字ばかり見せていては視聴率は上がらないため、各局はCGを駆使し、とにかく派手で面白い映像を作り国民の気を引くのだ。

 2017年に行われた韓国大統領選挙では、地上波のテレビ局3社が開票中継の視聴率を争った。候補者らをあらかじめスタジオに呼び、CG用の画像や動画を撮影して、海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』や映画『ロッキー』、人気アニメの『ポケモン』などを真似たパロディ映像を作成した。

 特に『ゲーム・オブ・スローンズ』のパロディでは、西洋風の甲冑に身を包み、剣や盾を携えた候補者たちがドラゴンや白馬に乗り選挙戦を進めていくという凝った映像が話題になった。もちろん、著作権を侵害しないよう実際のドラマやゲームの映像は使わず、テレビ局が新たにCGを制作している。地域別の開票状況を伝える際も、その地域の特産品や歴史などの映像

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