1:名無しさん




月刊コロコロコミック(小学館)で発生した「ドラえもん重複掲載事件」をめぐり、出版社側の謝罪対応がさらなる波紋を呼んでいる。藤子・F・不二雄プロダクション(藤子プロ)が求めていた「作品への真摯な愛情」とのすれ違いが、連載終了という異例の事態を招いたようだ。

事件の発端は今年に入り、コロコロコミックが「藤子・F・不二雄名作劇場 ドラえもん」と題した再掲載企画で、わずか2カ月程度の短期間に同一エピソードを重複して掲載してしまった編集ミスにある。このミスを受け、小学館は藤子プロに謝罪に赴いたが、出席した幹部らの発言が逆に相手の不信を深めたという。

関係者によると、謝罪の席で小学館側は「ドラえもんが小学館にとってどれほど大切なIP(知的財産)であるか」「長年にわたり感謝している」といった趣旨の説明を述べた。これに対し、藤子プロ側は「IPとしての価値ではなく、作品そのものを愛しているのか。なぜこのような基本的なミスが起きたのか、真摯に説明してほしい」との姿勢だったとされる。結果、藤子プロの担当者が席を立って退出する事態となり、ドラえもんの同誌連載は終了に至った。

元講談社・週刊現代編集長の山中武史氏はX(旧Twitter)でこの続報を伝え、「利益を追求する姿勢が強くなりすぎると、『作品を最初の読者として愛する』ことよりも『IP収入の最大化』に気を取られる」と指摘。講談社をはじめとする同業他社にとっても「他人事ではない」と警鐘を鳴らした。