1:名無しさん


中国のことわざでいう「しっぽを出した」とは、まさにこのことだ。ウィンウィンの協力による「新型国際関係」を提唱したわずか数日後、中国は、フィリピンが勝訴した南シナ海に関する仲裁判断から10年という節目に、その全会一致の判断を「一片の紙くず」にすぎないと切り捨てた。どうやら中国が望む「協力」とは、自らが勝つ協力だけのようだ。



フィリピン人漁師 ヘンリリト・エンポックさん
「結局、仲裁裁判で勝ったという実感はない。あの勝利の恩恵を感じたことは一度もない。中国海警局による嫌がらせや圧力はむしろ強まっている。スカボロー礁の近くへ行くと、たいてい中国海警局の船が現れ、立ち去るよう迫ってくる」

スカボロー礁周辺の海域は、中国やフィリピンのほか複数の国々が長年、漁場としてきた。しかし中国は、2016年に裁判所が中国の領有権主張を退けた後も、その主張を変えることはなかった。

「フィリピンが仲裁裁判で勝訴したと聞いた時、西フィリピン海で漁をする漁師のほとんどが大きな喜びに包まれた。中国海警局による嫌がらせや威圧のせいで漁が思うようにできず、西フィリピン海で漁をする漁師の家庭では、子供を学校に通わせたり、家族を養うだけの収入を得ることも難しくなっている」(エンポックさん)

海洋法の専門家によると、中国がこの判断の実施を阻止する動きを強めたため、スカボロー礁を巡る緊張は判断後にむしろ高まったという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fab60ee203f9088dabc38e7580b8662d3a7edc55