1:名無しさん




第1に、現代日本ではリベラルの政治的立場をとる人々が相対的に多数を占めている。かなりはっきりしたリベラルの立場をとる「リベラル」がもっとも多く、これに近い「平和主義者」を加えれば半数近くを占める。これらの人々は、潜在的にはリベラル政党の支持基盤である。

しかし第2に、リベラル政党は、これらリベラルな人々の支持を得ていなかった。野党支持率は「リベラル」でもわずか16.4%、「平和主義者」では8.2%にとどまる。リベラル政党はこれらの人々を、まったくといっていいほど引きつけることができなかった。

そして第3に、自民党には強固な支持基盤があった。「新自由主義右翼」の自民党支持率は高く、しかも常に投票する人が多い。高市自民党が圧勝したとはいえ、第51回衆議院議員選挙比例区での自民党の得票率は約37%に過ぎなかった。ここで仮に新自由主義右翼の8割が自民党に投票していたとすれば、これが自民党の得票に占める比率はほぼ3分の1となる。民主党に政権を奪われてから、政権を奪還して今日に至るまで、自民党が以前よりも保守的かつ右派的な性格を強めてきたことについては多くの指摘があるが、その理由は、政権を奪還し、また維持するために、強固な支持基盤である新自由主義右翼の要求を、過剰に代表しようとしたからだろう。

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