1:名無しさん




 この場所で営業していた北一そばが70余年の歴史を閉じたのは、2019年のこと。長らく店を切り盛りしていた勝本一子さんが亡くなられ、突然の閉店を余儀なくされた。

「北海道三大駅そば」の一角であった北一そば閉店は多くの人々に惜しまれ、地元・遠軽高校の卒業生である萩原和浩さんが、店の復活に向けて動き始めた。普段はミュージシャンをされているという萩原さんは、クラウドファンディングで資金を募りつつ、関連各社への調整に奔走する。そこで「さまざまな手続き処理に時間がかかった」(萩原さん)というやむを得ない事情が発生し、当初の開店予定が大幅に遅れるなどしたものの、紆余曲折を経て2025年のオープンにこぎつけたのだ。

 なお、遠軽での北一そば閉店後、「北海道三大駅そば」の一角であった「常盤軒」(宗谷本線 音威子府駅)が、店主が亡くなられたことで閉店。さらに2024年には、音威子府駅から「最北駅そば」のバトンを受け継いだ士別駅「フーズサービスささき」も、店主の急死によって店を閉じざるを得なくなった。

https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/2020113.html