国内外で豚骨ラーメン店を展開する「一蘭」(福岡市)を模倣したとみられる店舗が北京に現れ、日中両国の交流サイト(SNS)などで話題となっている。中国のフードデリバリー大手「美団」のアプリに「本日一蘭ラーメン」の名前で出店し、メイン商品の「一蘭豚骨ラーメン」は58元(約1300円)で売られていた。
ロゴのデザインは本物そっくり。大きな違いは一蘭が「昭和35年創業」と記しているのに対し、北京の店舗は「建国65年創業」としていることぐらいだ。
店舗は北京西部にある商業施設のフードコートの一角にあり、宅配専門で営業していた。18日に訪ねると、店主を名乗る40代男性が取材に応じ「日本の一蘭とは何の関係もない。一蘭のラーメンを食べたことはなく、レシピは自分で考えた」と説明。「日本で偽物だと批判されている」との指摘には「ロゴは似ているだけで細部には違いもある。何の問題もない」と言い切った。店は今月開業したばかりで、ラーメン店を手がけるのは初めてだという。
ところが21日、再びアプリを見ると、店のサイトは削除され、店舗を訪れると無人だった。一時休業などの可能性もある。関係者によると、美団には「日本の有名ラーメン店の偽物だ」といった苦情が寄せられていたという。
一蘭によると、海外では米国、香港、台湾で計8店舗を展開しているが、中国大陸には出店していない。同社は「本件は把握しており、現在法務部で対応を進めている」としている。
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