中国への直接投資は9割減少した!
今回公表されたのは2024年上半期のデータですが、外国から中国への投資金額は激減しています。
1998年第1四半期から2024年第1四半期までの、四半期ごとの直接投資の金額推移※を見ると以下のようになります。
※国際収支統計の「金融収支」内の、直接投資の負債の部に計上されています。
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※データ出典は『中国 国家外貨管理局』「中国の国際収支統計」
分かりやいように、コロナ前の2019年第1四半期から2024年第1四半期までを切り出すと以下のようになります。
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※データ出典は『中国 国家外貨管理局』「中国の国際収支統計」
コロナ禍のロックダウンが終了し、中国経済が復活するぞ――なんて期待があった2022年第1四半期には「1,072億ドル」あった対中国直接投資は、第2四半期から激減しています。
2023年第3四半期には、なんと「-121億ドル」とマイナスを記録しています。
負債の部でマイナスということは、外国人投資家が直接投資において、中国に入れるお金より、中国から抜くお金の方が多かったことを示しています。少なくともプラスだったものが、この四半期はついに中国からお金を抜いたのです。
直近の2024年第1四半期は「102億ドル」しかありません。
2022年第1四半期と比較すれば、わずか9.5%。つまり、2022年第1四半期比較で中国への直接投資は9割も減少したのです。
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