1:名無しさん




初の女性首相誕生という歴史的瞬間、ただし高市氏の理念に懸念も

シャイマ・ハリル東京特派員

現在の日本にいる多くの若い少女たちにとって、高市早苗・自民党総裁が初の女性首相となった姿は、力強く、象徴的だ。

それは、長らく男性が支配してきた家父長制的な社会と政治体制を、いまや女性が率いていることを意味している。

しかし、その外観が進歩的な瞬間を物語っている一方で、一部の女性たちは、高市氏を変革の擁護者とは見なしていない。

高市首相は、イギリス初の女性首相となった故マーガレット・サッチャー氏を尊敬し、常に日本の「鉄の女」になることを望んできた。

そしてサッチャー氏と同様、高市氏は筋金入りの保守派だ。

関係者らは高市氏の首相就任について、このところさらに右派の政党に傾いていた保守層に訴えかけるための、与党・自民党の戦略的な動きだと指摘している。

高市氏は同性婚に反対している。夫婦が別々の姓を選択できるようにする法整備にも長年、反対の立場を取っており、多くの女性が旧姓を保持することを妨げている。

また、日本の皇室における女性の皇位継承にも反対している。

しかし、高市氏は総裁戦の最中、一部の発言を軟化させた。従業員に託児施設を提供する企業への税制優遇措置や、家庭の育児支出に対する減税の可能性にも言及した。

一方で、高市氏は長年にわたり、社会や家庭における、より伝統的な女性の役割という考え方を支持してきた。

https://www.bbc.com/japanese/articles/c15pql8vxgzo