1:名無しさん




道路と歩道の間に設けられた段差は、車両と歩行者の双方にとって安全性を確保するためのもので、従来は高さ15cm以上の「マウントアップ形式」が一般的に採用されてきた。ところが、コンビニエンスストアなどの駐車場では、利用者の車が出入りしやすいように段差を切り下げる工事が行われることが多い。ただしこの工事を実施するには、道路を管理する自治体の許可が必要であり、同時に道路下に埋設された電気、ガス、水道、通信といったライフラインの管理者との協議も欠かせない。

工事の際には、ガス管などを損傷させないことはもちろん、段差を下げることで車両の出入りによる悪影響が生じないように、下げられる高さに制限が設けられる場合もある。また、縁石を切り下げることで歩道上を車が通行できるようになるため、アスファルト下の基盤部分には十分な強度を持たせる補強工事も必要となる。こうした要件や周辺環境の条件が重なった結果、特に車高の低いスポーツカーなどでは車体の底を擦ってしまうような段差が残るケースもある。

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