まだ日本だとあまりニュースになってないけど、中国の「今年のトップニュース」候補なのが、近年に青海省の山奥で見つけられた、前221年に始皇帝が不老不死の薬を取りに遣わした使者によるとされる「崑崙采薬石刻」。
— 蓉堂居士 (@rongtangjushi) June 25, 2025
篆書はかなりそれっぽい。
この真偽をめぐって学界が二分する大騒ぎになっている。 pic.twitter.com/xOMJBNp6m9
崑崙(こんろん、クンルン)とは、中国古代の伝説上の山岳。崑崙山(こんろんさん、クンルンシャン)・崑崙丘・崑崙虚ともいう。中国の西方にあり、黄河の源で、玉を産出し、仙女の西王母がいるとされた。仙界とも呼ばれ、八仙がいるとされる。
伝説の崑崙山は万仭の高さ(または淮南子によれば一万一千里一百一十四步二尺六寸)でその外径は約八百里、天帝の下界における都であり開明獣に守られていて、神々の所在地でもある。その下には羽を浮べさせない弱水と燃え続けてる火炎の山もいると言う。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B4%91%E5%B4%99
「崑崙采薬石刻」の大きな写真は、こちら。
— 蓉堂居士 (@rongtangjushi) June 25, 2025
かなり芸術的にそれっぽいのが悩ましく、学者によっては清朝以降に秦の風格の篆書が流行りはじめてからの偽刻と見なす。
本物ならば、歴史地理学の懸案であった「崑崙山」の位置が特定でき、大きな成果が期待できるようになる。 pic.twitter.com/BOzm1m8APP
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— 蓉堂居士 (@rongtangjushi) June 25, 2025
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字が上手すぎて偽作と主張されるのも分かる気がします(個人的には本物であってほしい)
— 沖春城@漢詩人vtuber・審神者・開拓者 (@oki_shunjou) June 25, 2025
それっぽすぎるのも、なんかあれれ……という感じですが、本物であるのを期待してしまいますよね
— 蓉堂居士 (@rongtangjushi) June 25, 2025
これだと炭素年代測定も無力ですね……
— いがぐり (@__igaguri__) June 26, 2025
岩石学者も加わっての侃侃諤諤の議論が交わされています
— 蓉堂居士 (@rongtangjushi) June 26, 2025
字が綺麗すぎ
— マルナゲット (@TwTSly) June 26, 2025
悩ましいです
— 蓉堂居士 (@rongtangjushi) June 26, 2025
李斯の泰山刻石の様な筆法ですね。特に皇帝の二文字なんかは典型的な小篆の趣。
— 故実居士 (@suke88887) June 25, 2025
はい、なかなか上手なんですよね
— 蓉堂居士 (@rongtangjushi) June 25, 2025
保存状態はわからんがこれは怪しい…しかしワクワクが止まらない
— 篤志家 (@toxica_2000) June 25, 2025
ですよね~
— 蓉堂居士 (@rongtangjushi) June 25, 2025
浪漫がありますが年代を考えると風化の度合いが…もう少し新しい時代のものかもしれませんね。
— TAKESHI OZEKI (@takeshi_ozeki) June 26, 2025
始皇帝が不老不死の薬を求めて使者を遣わした話は有名ですが。
悩ましいです🤔
— 蓉堂居士 (@rongtangjushi) June 26, 2025
無学な素人でお恥ずかしいのですが、これ、そんな大昔のならもっと風化していたりしないのでしょうか?
— Pearl Oyster (@PearlOyster88) June 25, 2025
そういう意見もかなりありまして議論は紛糾しています。
— 蓉堂居士 (@rongtangjushi) June 25, 2025
全然関係ないけど、ちゃっか九段線を領域に入れて草 pic.twitter.com/ik5SHL7Tx7
— ただのべつやく (@gonnta133) June 26, 2025
崑崙✖️不老不死🟰3×3 EYES
— 空色 (@zep11rs) June 26, 2025
👁️
👀
ヒンドゥー教をベースにした漫画でしたが、始皇帝の要素もあったのかぁ
(無関係なコメント失礼しました🙇)