1:名無しさん


 釧路湿原国立公園に近い釧路市郊外の市街化調整区域で太陽光発電事業者「日本エコロジー」(大阪市)が計画するメガソーラーに関し、2月に開かれた2回目の住民説明会で、国指定天然記念物で「種の保存法」で保護増殖事業対象のオジロワシの生息状況について、事実と異なる報告がされていたことが毎日新聞の取材で判明した。「巣は事業地外」と説明されていたが、実際は事業地内に複数の巣(現在は使われていない巣も含む)があった。【本間浩昭】

 事業予定地は、釧路市郊外の市街化調整区域にあり、長辺が約180メートル、短辺が約135メートルのほぼ長方形だ。毎日新聞は釧路市資産税課でGIS(地理情報システム)に基づく地番地付き航空写真を入手。市に四隅の位置情報の提供を求め、事業計画地の四隅の緯度経度を特定した。

 すると、地番地付き航空写真の土地の位置は、昨年12月14日の説明会で配られた事業計画の地図よりも全体的に南西方向にあり、そのズレは四十数メートルにも及んでいた。

 さらに複数の関係者からオジロワシの巣の位置(過去に使われた実績のある巣も含む)についての緯度・経度情報を得てGISに落とし込むと、いずれの巣も同社がメガソーラーを計画している事業地内にあることが確認された。

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