1:名無しさん




しかし、開業から約10年が経過した2013年頃には、すでに「都市開発の失敗例」との声も上がっていたという。動画では、汐留シオサイトが複数の街区に分けて開発されたことで「街全体の統一感に欠け、動線が分かりにくい」という構造的な問題があったと指摘。特にカレッタ汐留は、最寄りの新橋駅から最も奥まった場所に位置し、競合する商業施設が手前にあるため、人の流れが生まれにくいという地理的ハンディキャップを負っていた。

この状況に追い打ちをかけたのが、2020年からの新型コロナウイルスの感染拡大であった。主要顧客であった電通をはじめとする周辺企業のオフィスワーカーがリモートワークへ移行したことで、来場者は激減。さらに、中核テナントであった電通が2021年に本社ビルを売却し、一部フロアを賃借する形に切り替えたことも大きな打撃となった。飲食店の撤退が相次ぎ、2022年にはテナント稼働率が64%まで落ち込み、「ゴーストタウン」と揶揄されるに至った。

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