1:名無しさん


軽装での富士山への入山 山梨県職員の「拒否権」発動が可能に

 富士山の山梨県側登山道・吉田ルートで今季、サンダルなど軽装登山者の入山に対し、県職員が「拒否権」を発動できるようになった。

 同県では昨季から通行料の義務化など登山規制を導入した一方、訪日外国人観光客らの軽装登山が課題となっていた。条例改正により指導に従わない登山者の入山を拒否できるようになり、山開きから約1か月半で800人超に指導を行うなど啓発を進めている。(富士吉田通信部 涌井統矢)

 「富士山は天候の変動も激しく危険な山。安全のために、しっかりとした装備がないと入山を許可できません」

 15日、5合目の登山口に設置されたゲート前で同県富士山観光振興グループの浦郷敬さん(47)が登山客に指導すると、雨具のズボンを持っていなかった東京都中野区の中国人留学生(27)は売店で購入。「富士山への認識が甘かった。気をつけて登る」と話し、登山道に向かった。

 同県は昨季から、通行料の支払い義務化や夜間のゲート閉鎖などの登山規制を導入。問題視されていた夜通し登る危険な「弾丸登山」はほぼ解消された。ただ、サンダルや半袖短パン姿で登頂を目指す登山者の姿は依然として多く、県職員らが登山口で注意しても、訪日客の中には反発したり無視したりするケースが絶えなかったという。

https://news.livedoor.com/article/detail/29452286/