1:名無しさん




留萌駅(るもいえき)は、北海道留萌市船場町(ふなばちょう)2丁目にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)留萌本線の駅である。事務管理コードは▲121509であった。

北海道北部の西海岸、留萌振興局の中心都市・留萌市の中心駅であった。国鉄時代には所属線の留萌本線のほか、羽幌線や天塩炭砿鉄道線、留萠鉄道臨港線も分岐する拠点であったが、これらはJR移管までに廃止された。また2016年(平成28年)には留萌本線も当駅 – 増毛駅間が、2023年(令和5年)には石狩沼田駅 – 当駅間も廃止され廃駅となった。

当駅廃止時点での駅舎は、1967年(昭和42年)11月15日に落成した2代目のもので、その規模は鉄筋コンクリート造2階建て約1,737平方メートルであったが、1988年(昭和63年)に庇を取り壊したため現在は約1,640平方メートルとなっている。当時約2億円の鉄道利用債を留萌市が引き受けて建設された「市民の駅」であった。

当駅廃止まで待合室内に立ち食いそば・うどん店屋があり、改札傍には留萌市の特産である数の子のオブジェや、SLすずらん号(C11 207)のヘッドマーク、留萠鉄道新雨竜駅の運賃表など留萌本線沿線にまつわる資料が展示されていた。

数の子のオブジェは2007年に留萌青年会議所と北海道留萌千望高等学校(当時)の生徒が共同して制作した。このオブジェは長さ3m、直径90cm、重さ約600kgで、アメリカ合衆国からの輸入材の松を削り、表面に直径3センチの丸形木片を約3千個付けたものである。数の子のオブジェは制作後に留萌駅ホームに設置されたが、風雪で傷むため留萌振興局ロビーに移され、さらに2008年から留萌駅改札口横に移された。2023年の留萌駅の廃駅に先立って、同年2月上旬にJR北海道は留萌青年会議所に撤去を求めた。青年会議所は留萌市海のふるさと館や道の駅るもいに移設を打診したもののその大きさを理由に断られ、廃止直前まで引き取り手がいない状況だったが、同年3月30日に地元の水産加工会社の申し出により引き取られ、現在は道の駅るもい近くにある水産加工会社が運営する直売店で展示されている。

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