1:名無しさん


 



「授業中以外は、日本人と中国人がそれぞれ固まって、母国語で喋っています。特に日本人の男子生徒は、英語が上手ではない人が多く、日本語ばかり。休み時間に英語で話すと、他の生徒から『調子に乗るな』と仲間外れにされかねない雰囲気です……」

ハロウ安比校の現地に、実際に足を運んでみると、最寄り駅(安比高原駅)は無人駅で、その前には自動販売機すら置かれていない。

自然豊かで美しい環境といえば聞こえがいいが、学校の半径1km圏内には民家すら見当たらず、人の姿を見かけるのは、1軒あるローソンの周りだけだ。

ハロウ安比校の生徒たちの憩いの場、ローソン。ただし週1回の買い物の権利は容易に剥奪される。周囲に人家は稀である。 生徒たちは週末、このローソンでの買い物を許可される。それが、寮に暮らす彼らにとって、外部とのほぼ唯一の接点だ。ある中国人生徒はこう嘆く。

「寮内では、規則違反やマナー違反の行動をすると『SKEW』という罰則ポイントが与えられます。たった1ポイントで、ローソン禁止になるんです」

ハロウ校に限らず、英国の全寮制の名門校が、規律を守るためにこうした罰則を設けるのは珍しくない。

https://gendai.media/articles/-/116257