1:名無しさん




NASAの発表によると、ボイジャー1号とボイジャー2号に搭載されている科学装置のうち、新たにそれぞれ1基ずつが停止されることが決まりました。ボイジャー1号では宇宙線サブシステム(CRS)が2025年2月25日に停止され、ボイジャー2号では低エネルギー荷電粒子観測装置(LECP)が2025年3月24日に停止される予定です。

両探査機には当初10基の科学装置が搭載されていましたが、これまでに6基ずつが停止されており、今回の措置によって、それぞれ稼働中の装置は3基のみとなります。ボイジャー1号ではLECP、磁力計(MAG)、プラズマ波サブシステム(PWS)が引き続きデータを収集し、ボイジャー2号ではCRS、MAG、PWSが運用を継続します。

これらの措置は、探査機の電力供給が限られているため、残りの装置の運用を少しでも長く継続するためのものです。ボイジャー計画は1977年に開始され、両探査機は現在、太陽系の外縁である星間空間を航行しながら、貴重な科学データを地球に送り続けています。