1:名無しさん




ジャッキアップを行う際には、作業場所の選定がとても重要です。まず、必ず平坦な場所を選ぶことが基本となります。坂道やスロープでは、車両が不安定になり、ジャッキが外れてしまう可能性があるため大変危険です。安定した状態で作業を進めるためにも、アスファルトやコンクリートなどの平らな場所で行うのが理想的です。

また、地面の硬さにも注意が必要です。砂利道や土の上などの柔らかい地面では、ジャッキが沈み込んでしまい、車両を持ち上げる際の安定性が損なわれることがあります。そのような場所でやむを得ず作業をする場合は、頑丈な木の板などをジャッキの下に敷くことで、安定性を高めることができます。

さらに、滑りにくい場所を選ぶことも大切です。雨で濡れた路面や凍結した場所では、ジャッキが滑ってしまい、車両が落下する危険があります。そのため、作業する際は乾燥した場所を選ぶか、必要に応じてゴムマットを敷くなどの滑り止め対策をするとより安全です。

ジャッキアップに適したスペースの広さも考慮する必要があります。パンタジャッキを使用する場合は、少なくとも30cm×30cm以上の安定したスペースが必要です。一方でフロアジャッキを使用する場合は、そのサイズに応じて、30cm×60cmから150cm程度の作業スペースを確保することが望ましいでしょう。

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