1:名無しさん




ロシア当局は、医療予算支出の削減(ルーブルの3分の1が軍と戦争に充てられる)の中、医療における新たな「最適化」の波に乗り出した。

モスクワ・タイムズ紙が地方保健省の命令と当局者らの報告に基づいて算出したところ、2024年末までにロシア連邦のさまざまな地域で少なくとも160の国立病院、診療所、医療センター、診療所、産科病院、その他の医療機関が閉鎖される見通しだ。

病院の閉鎖率は前年に比べて5倍以上に増加しており、会計検査院によると、 2021年から2023年10月までにロシアでは88の病院が閉鎖され、年間平均約30の病院が閉鎖されたことになる。

昨年は地方の医療機関が閉鎖されることが多かった。そのため、近隣の小さな集落の何百人もの人々を診ていた25の地区病院と地区間病院が営業を停止した。少なくとも15の助産所と地方の外来診療所も閉鎖された。

ウラジーミル・プーチン大統領が8人の子供を持つよう呼びかけ、クレムリンが「家族の年」を宣言したにもかかわらず、1年間で全国で18の産科病院、周産期センター、婦人科が閉鎖された。また、小児科クリニックや小児科部門10カ所が閉鎖の対象となり、そのうち4カ所は小児MRIや外科部門を含むカリーニングラード州にあった。

医療機関の閉鎖が最も多かった地域は、モスクワ州(20)、ダゲスタン共和国(10)、ケメロヴォ州(10)であった。

後者については、モスクワタイムズが調べたところ、臨床病院と感染症病院の2つの市立病院、24時間リハビリテーションセンター、皮膚性病学および精神神経学診療所、そして歯科医院5軒が閉鎖された。この地域における閉鎖施設の実際の数はこれよりも多い可能性がある。ウラジーミル・プーチン大統領の義理の息子と呼ばれるセルゲイ・ツィヴィレフ氏は、1年前、ケメロヴォ州知事(2024年5月にエネルギー大臣に任命)だったとき、住宅ビルの1階にあるすべての診療所の閉鎖を命じた。正確な数は不明であるため、閉鎖された医療機関の総数には含まれていない。

https://www.moscowtimes.ru/2025/02/20/v-rossii-za-god-zakrili-160-bolnits-chtobi-sekonomit-dengi-na-voinu-a155905