1:名無しさん






「死」を誰よりも愛し、向き合い、見つめ続ける歌人の第一歌集。

【収録歌より】

巻き貝のなかを明るくするように母は美大はむりよと言った

会うことのなかった四羽の心臓が一つに刺されて完成している

死ぬことが悲しいだけでなかったこと 落ちて初めて燃ゆ流れ星

【栞(小冊子16p)】

林あまり『若草の香り』
岡本真帆『「むりよ」が連れてきた明るさ』
東直子『命に旗を立てる』

【装丁】名久井直子

「……心をつくして死と向かい合い、命をかみしめ、生きていることを味わう。いつか必ずやってくる死をゆっくり受け入れるための心の器としての歌なのだろう。」

東直子(栞文より)

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