1:名無しさん


昔、郷里にいた頃、お盆の時期になると誰が語るともなく怪談話に花が咲いたものです。田舎にはこういう「遠野物語」のような話が結構あります。僕が最初に見た幽霊は母の霊だった。以前に母と住んでいた祖師谷(そしがや)の家を払って成城学園の一軒家に引っ越してきて間もなくの時です。「お母さんだから怖くないんじゃないですか」と言う人がいますが、とんでもない、母の死が事実だけに、目の前に死んだ母がいる、これほど怖いことはないですよ。

 つまり物質的空間の中に非物質的な存在の母がいる。あり得ないことだけに、目の前にいる母は幽霊にきまっている。母を確認した途端、僕は強烈な金縛りに遭い、目を閉じることも、口をきくこともできないまま呆然と立ちすくむしかなかったのです。

 生まれて初めての霊体験でしたが、この一件があって以後、今日まで、内外の旅先きで何度となく幽霊に遭遇してきました。こういう話は人に話しても信用されないので、同じ体験をした人以外には話さなくなってしまいました。

 これを書いている今はお盆なので、今日は特別、国内のあるホテルで遭遇した幽霊譚をひとつご披露しましょう。1970年頃の話です。京都の有名なホテルに泊った時のことです。すでに朝になって部屋の中は薄すぼんやりと物の形象が確認できていました。

 何かの気配で、ふと眼を覚ますと、ベッドの横に小さい女の子が立っていました。薄っ汚れたような赤っぽい着物を着ていました。その柄からかなり古い時代の着物だとわかりました。

 頭はおかっぱです。だけど顔が何んとなく暗くて、目鼻立ちがよくわかりません。そんな幼女がどうして僕の部屋にいるのだろうと、僕は一瞬、自分が間違って、夜中に他の部屋に這入っていったのかな、とも思いました。まるでこの幼女は、「どうして私のベッドで眠っているの?」と怪訝な顔をして、僕に対して怒っているように思いました。

 と、次の瞬間、僕の足もとに誰か別の人が立っているのに気づきました。その人は男の人で白い着物を着て、やたらと背の高い人です。その背の高い人の顔は、壁と天井が交差した所にあります。何んて大きい人だろう。もしかしたら外国人なのかな、とも思いました。それにしても2メートル以上の背丈です。その人が僕のベッドの上に立って、僕を見下しているのです。大きく見えたのは宙に浮いていたのかも知れません。

 ベッド脇の幼女と同じように、この男の人も僕に対して、怒りの感情を投げかけているように思いました。あゝ、そうか、僕は夜中に起きて部屋を出て、誰かの部屋に間違って入って、その部屋のベッドの中にもぐり込んだのかな、だから怒っているのかなとも思いました。

 と、次の瞬間、左の壁から、いきなり女の青白い細い両手が、ヌーッと突き出てきて、僕の顔にさわりそうな気配を感じ、「怖い!」と声なき声で叫びました。本当はあまりの恐怖で声など出ません。

 ベッド脇の赤い着物の幼女、足もとに立つ背の高い男の人、壁から突き出された女の両腕。声を出すことも身動きもできず、金縛り状態。その時、どこからか般若心経の読経が聞こえてくる。ふと気がつくとその読経に合わせて金縛り状態のまま僕もお経を上げていました。すると間もなく硬直した身体が次第にほぐれ始め、同時に幼女も背の高い男も、女の両手も、スーッと消えていきました。

 そして弛緩状態になった僕はあわててベッドから飛び降り、洗面場に駆け込もうとしてドアのノブに手を伸ばそうとした瞬間、僕は洗面場の中に、今しがた現われた三人の幽霊がいるような気がして、恐しくなって、急いで服を着て靴を履いて、カバンを手に廊下に飛び出して、エレベーターホールに向かおうとしました。しかし何を想ったか、再び部屋に戻りました。そして部屋のカーテンを開いて部屋に光を入れて、フト窓の下を覗いたのです。

 窓の下は墓地になっていてズラッと墓石が並んでいました。先っきまでの三人の幽霊はこの墓石から僕の部屋に上ってきた、親子三人の霊だった、と思わず知らされたのです。つまり自分達の存在を生者の一人に知らせたかったのではないかとその時僕は、そう判断しました。

全文はこちら
https://www.dailyshincho.jp/article/2024/09071055/?all=1
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4:名無しさん


楳図かずおさん?

 

188:名無しさん

>>4
寄せてるのかな?


5:名無しさん


幻覚だろ

 

6:名無しさん


京都で有名なホテルと言ったら
と、いうわけで。

 

9:名無しさん


お前らはホテルで心霊現象体験した事ある?
俺は全く無いから霊感無いのかもな

 

25:名無しさん

>>9
中学生のとき実家で2度あるよ
もっとも、いわゆるポルターガイストの類だけど
1度目は家族全員と、2度目は友人とだった

そういう体験があるので少なくとも心霊は全否定はしない


87:名無しさん

>>9
沖縄のホテルで戦闘兵がでた
まじで動けなくてこわかった


95:名無しさん

>>9
出張でここは出る出ると言われながら民宿の旧館に一人で泊まったら(新館が満員だった)
夜の2時頃に大勢が庭の砂利歩く足音がし出して
自動ドアがエンドレスで開いたり閉まったりし出したな
俺はロビーでジャンプ読みながらそれ見てたんだけどさすがに気持ち悪くなって部屋に戻った
それでも庭の足音とドアの開閉の音が聴こえて来るんでテレビの音量上げて寝た
次の日新館に泊まってた先輩らに「やっぱり出た?」と聞かれた、実物を見た人もいるらしい


118:名無しさん

>>9
長崎県のグラバー邸っていうちょっとした観光地の向かいに建ってるホテル
入口入ってすぐに山と海の絵が飾られてあって
何気に額縁の後ろを見たら何十枚の御札が貼ってあった
その夜はキャバクラでオネショするほど酔わされて
何か出てても全く気づかなかったが


517:名無しさん

>>9
奥多摩のバンガローで金縛りにあったな。
目を開けてたんだが男が逆さまに天井から出てきて俺の顔をにらみつけてきた


297:名無しさん

>>9
尾瀬の民宿で経験した
サークルの夏合宿で肝試しするためにかなり古い無縁墓も多数ある墓地に下見に行った
無縁墓の方に歩こうとした瞬間に全身鳥肌がたって金縛りで体が動かなくなった。
そこで辞めとけば良かったが夜はその墓地のお堂に隠れて後輩を脅かす役をやった
肝だめしが終わって宿で宴会だったけど気分が悪くなって先に部屋に戻って横になった
なかなか寝付けなくて、変な気配を感じたからふと窓を見たら数えきれないくらいの霊が窓にへばり付いてた
宿が悪いんじゃなくて、朽ち果てた墓地で肝だめしした自分が悪いんだけどね
家に帰ってからも1週間くらい毎日金縛りに苦しんだわ


12:名無しさん


名古屋にある幽霊が頻繁に出るホテル

 

13:名無しさん


ホテルの隣が墓地とか割とあるやろ?

 

17:名無しさん

>>13
ウェスティン都ホテルがそうだね。
江戸時代の刑場も近いし。


88:名無しさん

>>17
あー、都ホテルか。泊まりたかったけどこわいな。


18:名無しさん


エンタメ精神に溢れるお化けで草

 

19:名無しさん


幽霊が出たら怖いけど奴らは物理攻撃はしてこないからな
突然赤の他人が居る方が何倍も危険だよ

 

24:名無しさん


アメリカのプランク(ドッキリ)で
ドローンに白い布を巻いて幽霊っぽく見せて脅かす動画があるけど
水曜日のダウンタウンと比較したら
何一つ怖くないからな

 

42:名無しさん


幽霊がUFOとか見たら
やっぱり驚くのかな?

 

57:名無しさん


微妙に古い話はどうも

 

58:名無しさん


つい先日、梅田にオープンして話題の「グラングリーン大阪」なんか元は巨大墓地の跡地だからな

2020年に1500体の人骨出てきてニュースになってたあそこ
骨をまた土に戻したらしく、その上に公園や商業施設建てちゃったようで

Xでも墓地跡で話題になってるがw

 

65:名無しさん


よく考えたら輪廻転生するより親子でホテル住まいの方が楽だな

 

76:名無しさん


都内だと池袋はとにかく駄目だな

 

96:名無しさん

>>76
TAKANOの一階の狭いエレベーターホールで紺色のちゃんぢゃんこ羽織った着物きた女の子が俯いて座ってるのみた。あそこはガチだな。あと巣鴨プリズン跡地。


77:名無しさん


うちの父親が病室でモルヒネの痛み止めとかした時
見えまくってたぞ
もちろんうちらには何も見えない

 

103:名無しさん


そう言う噂のあるところで暗闇にデジカメ向けたら
はばばって顔認識の四角枠がたくさん出てびびって漏らした
ならんだお地蔵さんだったんだけどな

 

106:名無しさん


ツレで霊感が強いと言っている奴がいるけど
南千住の駅に降りて少し歩いた所で足が空くんでそれ以上動けなくなったとか
物凄い冷や汗というか脂汗がでて、手のひらから汗がポタポタ落ちるぐらい
そいつにアソコには行ってはいけないと言われたわ

 

183:名無しさん


霊感とは違うけどドライブ中にダムとか湖が近づくと怯えだす人がいた
何か感じるものがあるんだな

 

189:名無しさん


蹴上の都ホテル、受験のとき泊まったけど
今とんでもない価格になってんのな