1:名無しさん




「偽装している代表的なメニューに『ふかのひれ、かにの玉子入りスープ』があります。中盆4830円(小盆3580円)と高額ですが、実際には蟹の卵は使用していませんでした。上海蟹の卵は赤みがかった独特の色合いがあるので、鶏の卵黄に食紅を混ぜて蟹の卵のように見せかけて調理し、提供しているのです。

“色粉”と呼んでいる食紅8グラムを400ccのお湯で薄めます。ただ加減が難しく、スープを沸かした状態で入れると分離してしまうので、1度火を止めるなどの工夫が必要です。色が赤く鮮やかに仕上がり過ぎると、富輝社長から『バレるからやり直せ!』と指摘されることもありました」

 Aさんが厨房で撮影した動画には、『かにの玉子入りスープ』の注文を受けた料理人が慣れた手つきで鶏の卵黄に液状の食紅を数滴加える様子が映っていた。偽装されているメニューはこれだけではない。『うづら挽肉の炒め、レタス添え』中盆2750円(小盆1880円)もそのひとつだ。(「づ」は、メニュー上の表記を使用)

「これも実際にはうずらの挽肉は使用せず、豚の挽肉に甜面醤、豆板醤、ニンニク、ショウガを混ぜて炒めています。そこに腸詰とタケノコとしいたけを細かく切って、合わせて炒め、仕上げます。

 人気メニューのひとつですが、うずらを食べたことがある人は少ないので、誰も豚肉を使用しているとは気づきません。何も知らないお客さんが『周さん、これ、おいいしいわね!』と喜んでいる姿を何度も見てきましたが、お客さんのことを馬鹿にしていますし、こんなことをさせられている自分自身もやりきれない思いでした」

 Aさんが続ける。

「ほかにも高級食材の『花椎茸』も使用しているのは一般に売られている『干ししいたけ』で、偽装メニューは数えきれません。中華料理は高温の油でカリっと揚げたり、あんかけを使うなかで、鍋使いの技術が多く用いられているので、うまくごまかせてしまうんです」

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