これはジャーナリズム論的には重要なポイントで、場合によっては市民の情報の自由に関わる問題ですので、いかにすこし述べます。https://t.co/CWM6mwC18u
— Yasuomi SAWA 澤康臣 (@yasuomisawa) February 11, 2026
一方で、公明党の参院議員A氏はこう言ってほくそ笑む。
「正直、うちはうまくやった。小選挙区は擁立しないが、組織票がある比例で優遇してくれという交渉をうまくやった。それでなきゃ4議席も増えない。小が大を飲み込んで、利を得た」
新党設立があまりに急ごしらえだったため、参院では立憲民主と公明がそのまま存続している。この公明のA氏は早くも解党を示唆する。
「衆院で自民党に大敗したので、中道でやってもかなわない、一緒にやっていく意義もないことが証明されてしまった。参院ではまだ分かれたままなので、お互いが元に戻ればいいんじゃないか。2年半後には参院選もあり、このままだとまたもめそうだ。自公政権で与党だったうまみも忘れられないしね」
https://dot.asahi.com/articles/-/275783?page=2
1.ジャーナリズムでは、情報源の匿名化は内部告発はじめ、取材に応じたとバレたら著しい不利益が出る人を守る場合に用います。組織が「誰が記事に協力したか」を調べても知らんぷりできるため。広報担当者から見れば「誰一人として当該記事の取材を受けておりません」となるのはむしろ当然でしょう。
— Yasuomi SAWA 澤康臣 (@yasuomisawa) February 11, 2026
2.最初に引用した谷合さんの見解は、その前提が、「この匿名の情報源は私です」と誰も素直に名乗り出ない=その匿名の情報源は実在しない、という論理になっています。それは違うように思われます。
— Yasuomi SAWA 澤康臣 (@yasuomisawa) February 11, 2026
3.企業団体の不正を暴く取材(長野ガソリン価格カルテル、東京女子医大の不祥事報道など)、国や公共機関の秘密だが実は市民が知るべき情報を伝える取材(大川原化工機冤罪の公安警察実態報道など)に秘密情報源の保護は重要で、自由や民主主義のかなめです。そこへの理解を願いたいと思います
— Yasuomi SAWA 澤康臣 (@yasuomisawa) February 11, 2026
4.ただし、忘れてはならないもう一つの面があります。本来、ジャーナリズムは事実のごまかしを防ぐため、情報源明示、実名表記が基本です。あくまで特別な例外として、リスクを負う秘密情報源を保護するとき匿名化するものです。
— Yasuomi SAWA 澤康臣 (@yasuomisawa) February 11, 2026
なのに原則と例外が逆転しているように見えることがあります。
5.匿名コメントでは内容が少し盛られても、本人も「匿名だしまあいいか」と言うかも知れません。
— Yasuomi SAWA 澤康臣 (@yasuomisawa) February 11, 2026
それで誰が困るのか?
それは市民です。市民が真実からズレた情報をつかまされます。ジャーナリズムは第一に市民のため報じる義務に反します(広告は情報源のための伝達で、役割が異なります)。
6.匿名発言は無責任になりやすく、盛るどころか事実と違ったり誹謗中傷になったりの危険が強まります。さらには、ここで疑われているように、デッチアゲ情報の混入が防ぎにくく、判明しづらくなります。それでは報道が奉仕すべき情報の受け手=市民を害します。
— Yasuomi SAWA 澤康臣 (@yasuomisawa) February 11, 2026
7.そのため匿名化はあくまで例外でできるだけ実名とし、英米メディアではやむを得ぬ匿名化の場合も読者の信頼を守るため、その理由を記事本文中に簡潔に書くのが普通です(この人物はこの問題について公式に話す権限がないため匿名を条件として取材に応じた、など)。
— Yasuomi SAWA 澤康臣 (@yasuomisawa) February 11, 2026
8. NYTは上司(エディター)の決裁を求めており https://t.co/MF6y5qOv5D 、
— Yasuomi SAWA 澤康臣 (@yasuomisawa) February 11, 2026
AP通信はさらに、重要な事実の情報提供ではなく単なる意見表明は匿名コメントにすべきでないとしています。https://t.co/r7A2wVMFf8
9.まあ米メディアを見ていてもそこは守られているのかは微妙感はありますが、にしても日本は甘過ぎ、読者をないがしろにするものとなりかねません。
— Yasuomi SAWA 澤康臣 (@yasuomisawa) February 11, 2026
10.匿名コメント氾濫は「意見は隠れて言うもの」との印象を作り、名乗って発言する人が悪目立ちする匿名社会を作る共犯者にメディアがなる反倫理性もあります。選挙報道で「街の声」がベッタリ匿名の全国紙、逆に実名OKの人を丹念に探した全国紙もあり、実力や倫理性に差が出ていると感じました。
— Yasuomi SAWA 澤康臣 (@yasuomisawa) February 11, 2026
(上記に関連してこういう報道倫理・報道への信頼についての意見もあります。2014年ですけれど)https://t.co/nuHicrzwCX
— Yasuomi SAWA 澤康臣 (@yasuomisawa) February 11, 2026
こうした「報道は何のために」「匿名コメントなぜ」にご関心おありでしたら、米ジャーナリズムの基本書の拙訳「ジャーナリストの条件」(新潮社2024)や、ベーシックな拙著「事実はどこにあるのか」(幻冬舎2023)「グローバル・ジャーナリズム」(岩波書店2017)をぜひご覧下さいませ。そして、
— Yasuomi SAWA 澤康臣 (@yasuomisawa) February 11, 2026
そういうことを議論してみたい高校生の皆さんはぜひ私たちの早大教育学部社会科公共市民学専修でメディア・ジャーナリズムを学びましょう…!
— Yasuomi SAWA 澤康臣 (@yasuomisawa) February 11, 2026
早大教育学部に行くと「俺たちの秘密は良い秘密、あいつの秘密は暴露して人生ぶっ壊そうぜへっへっへ」という教育を受けるらしい。
— リベラリスト (@liberalist2023) February 11, 2026
付け加えるなら、日本はアメリカなどに比べて「和を乱さない」「空気を読む」文化が強く、匿名以外で政治や組織内の本音を述べるのは、より難しい面があると思う
— someoneyouwanttohaveabeerwith (@SakaM75604) February 11, 2026
https://t.co/PAuwwOZW1S
— スプラ坊主 (@bulletshower) February 11, 2026
アエラの場合は、ジャーナリズムにおける取材源秘匿の原則とかそういうごたいそうな話ではなくて、昔から大した取材もしないのに、記事をでっち上げて入稿するライターがおり、それをチェックできない体制になってるってだけやと思う。
これがダイノガレさんのときのやつ。 https://t.co/DrDROAMceR
— スプラ坊主 (@bulletshower) February 11, 2026
内部対立の記事でお馴染みの「中堅議員」にならされてる立憲支持者としては、この公明党の発信には驚いた。立憲の方が取材源の秘匿への配慮があるのか。
— 日々寸鉄 (@BkJ2vjTcaG2ykKk) February 11, 2026
一方で毎回同じパターンでは、毎回同じ特定の議員の声だけ取り上げ党の傾向として報じているのでは、という疑念もある。これは報道倫理の問題。 https://t.co/UzONu20a49
しかし、この特定例に関しては、隠された公益性ある事実の告発ではなく、単に「どうせ、こう思ってるでしょ?」「ほら、思っていた」レベルのものなので、公益性という軸で語るのも、どうか。
— 立方体(A.K.A.不定形) (@SuperWriterX) February 11, 2026
文句が出ても有無言わせない環境設定をしなかったAERA側の仕事の雑さが際立つばかりに思えます。 https://t.co/jgaSkF4UPz
完全証明ではなくとも、記事にされた側が聞き取りを全員に行って、広報担当が公式に発表するのは誠実であり高く評価できる。彼らは「議員」であり、嘘の証言をするリスクは大きく、仮に裁判になれば尚更重い。なお執筆側は以前にも同様の問題を起こしている。 https://t.co/58prClhe1t
— bridgelight (@bridgelight1) February 11, 2026
匿名取材源の報道倫理に関する澤先生の論点整理。ジャーナリズムに関心のある人には読んで欲しい。 https://t.co/5C1w65N5NY
— Shotaro TSUDA (@brighthelmer) February 11, 2026
公明党(創価学会)は一般には忌避されてあまり信用されていない存在だと思うけど(その是非はさておき)、この媒体、この記者の方がさらに信用されてないってだけの話なんじゃないのかな。
— HA (@hach_a) February 11, 2026
この記事の反応を見て、AERAというかジャーナリズムは創価学会より嫌われてるのかと思った。 https://t.co/BLbYYOUdtz
別にAERA側は政党からの圧力で一切の反論を封じられたわけじゃないんだから、「秘密情報源の保護」をしながら「この記事の公明A氏の発言は事実である」ことを宣言することは可能だろう。「いざとなれば取材メモや録音で証明できる用意もありますよ」と。 https://t.co/bhjiYnxQ8r
— xxjazz (@xxjazz1) February 11, 2026
匿名報道は否定しませんが(そもそも当垢が匿名🙂)、当該記事は前提となる取材そのものが存在しない、という事なので、ちょっと違うのでは。
— 信山ぞうさん🎸 (@zosant8762) February 11, 2026
AERAでの発言は中道にとって明らかに不利な内容だし、極めてセンシティブな状況で、内容も疑わしい。
さらに公明議員の場合、謝罪じゃ済まない発言だし🤔 https://t.co/Thx1PLhoOd
原理原則はおっしゃる通りと思いつつ、筆者の名前でググると似たような告発がいくらでも出てくるので、「やってんなあ」という感想を抱かざるを得ず。 https://t.co/zBN2JDFTko
— leekwkm (@leekwkm_y) February 11, 2026

