1:名無しさん




茨城県土浦市大畑にある新治ショッピングセンター「さん・あぴお」で、専門店街の運営を担ってきた新治商業協同組合(理事長・大槻利夫氏)が破産し、入居店舗が相次いで閉店している。協同組合と、土地・建物の管理を行っていた新治商業開発がともに水戸地裁土浦支部へ破産を申し立て、9月17日付で破産手続きの開始決定を受けた。負債総額は約6億〜7億円規模にのぼるとみられる。

専門店街部分は閉鎖される一方で、建物を区分所有している核店舗のスーパー「エコス」などは営業を続ける。

「さん・あぴお」は1993年4月、長崎屋新治店を核店舗として開業。2階建てで店舗面積は約1万1000平方メートル。地元商店主らによる協同組合が建物の約半分を所有し、地域密着型のショッピングセンターとしてスタートした。しかし、長崎屋の経営破たん後、2003年12月にはエコス(本社・東京都昭島市)が長崎屋の区画を引き継ぎ、食品売場などの運営を行ってきた。

開業当初は28店舗の専門店が加盟していたが、近年は空き店舗が増加し、営業していたのは6事業所7店舗にまで減少。さらにテナントとして約20店舗が入居していたが、協同組合側の事務所を含め18日以降、順次閉鎖が進められている。

今後は、協同組合エリアにあるファーストフード店なども閉店予定。一方、エコス側のフロアで営業する百円ショップやドラッグストアなどは、引き続き営業を継続する見通しだ。

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