1:名無しさん




ゴールデンウィーク真っただ中、京都の街は国内外からの観光客であふれている。中でも人気のスポットの一つが、“京の台所”と呼ばれる錦市場だ。細いアーケードに並ぶ老舗の店は今、かつての姿からすっかり様変わりしている。

「今の錦市場はありがたくない状況です」地元民が語る

京都・四条通のすぐ南、錦小路通にある「錦市場」は、京都の食文化を語る上で欠かせない存在であり、地元の暮らしを感じられる貴重なスポットだった。鮮魚や京野菜、漬物、豆腐、湯葉、和菓子など、京都ならではの食材を取り扱う専門店が軒を連ねている。

4月下旬、平日の日中にもかかわらず多くの人でごった返していた。歩くのも困難なほどの混雑ぶりで、8割以上が外国人観光客という印象だ。その中に、遠足や修学旅行とおぼしき学生の姿もちらほら見える。しかし店を見てみると、これまでとは印象がだいぶ違う。

目を引いたのは、商店街の各店の店頭に並ぶ、きらびやかな料理の数々だ。黒毛和牛の餃子、大トロの握り、牛サーロイン串、ホタテ串、ズワイガニ串、牛タン串、うなぎ串……。中には、焼き鳥にキャビアをのせた串や、1本5000円の和牛ウニ串、6000円の和牛いくらウニ串などもあった。

なかには昔ながらの肉屋や魚屋、和菓子屋なども見られるが、現在の「錦市場」で主役となっているのはこうした老舗店ではなく、むしろ派手で豪華な料理を提供するインバウンド向けの店のほうに感じられた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/20ebf759acffaaaa1459db9742fabc29b4ec4f3b