1:名無しさん




コカノキ科(APG分類:コカノキ科)の常緑低木。南アメリカ原産で、アンデス山脈の標高700~1700メートル、雨の多い谷の傾斜地で栽培する。ペルー、ボリビア、コロンビアで多く栽培され、またインドネシア、スリランカ、台湾でも栽培される。高さ1~2メートル。葉は互生し、黄緑色で柔らかく、披針(ひしん)形ないし長楕円(ちょうだえん)形で、長さ約6センチメートル、先はややまさかり形で小さな刺(とげ)となり、全縁で、主脈に平行して両側に1本ずつ線があって、葉柄は短い。初夏、黄緑色の小花を落葉後の枝につける。萼(がく)は緑色で小さく、5深裂し、花弁は5枚で基部の内側に2裂する舌状の付属物がある。雄しべは10本、花柱は3本あり長楕円形の子房につく。果実は長さ約1センチメートルの卵状長楕円形で赤く熟し、液汁が多く、中に種子1個をもつ。 [長沢元夫 2020年6月23日]

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