1:名無しさん


■森林伐採規制を棚上げするEU

 欧州連合(EU)の執行部局である欧州委員会は今年12月30日、大企業に対し「森林破壊防止のためのデューディリジェンス義務化に関する規則」(EUDR)を発効する予定だったが、一年の延期を余儀なくされる模様だ。この規則は、コーヒーやカカオ、牛肉などの食品類をEU域内で扱う事業者に対し、ある証明を義務付ける内容のものだ。

 その証明とは、生産に当たって森林破壊を伴っていないという証明である。EUDRが発効されれば、域内の事業者は森林破壊を伴わずに生産された食品類しか域内で流通させることができなくなる。こうした経路を通じて、食品類の生産者による森林伐採に歯止めをかけようというのが、気候変動対策を重視する欧州委員会の狙いである。

 そうはいっても、程度の差はあれ、食品類の生産は森林伐採などの環境負荷を伴うものだ。そのためEUDRが発効されれば、域内の事業者はそれに適合する食品類を確保する必要に迫られる。当然、そうした食品類の供給は少ないため、域内における食品価格は高騰を余儀なくされる。ゆえに、多くの事業者がEUDRの発効に反対した。

 9月にはドイツのオラフ・ショルツ首相が、EU加盟国のリーダーとして初めて、欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長に対してEUDRの発効の延期を要請するなど、EUDRを棚上げする機運が高まっていた。こうした経緯を受けて欧州委員会は、今年12月30日に予定していたEUDRの発効の延期を余儀なくされたのである。

 正確に言うと、欧州委員会がEUDRの発効を延期するためには、欧州議会と加盟国の承認を得る必要がある。とはいえ、多くの加盟国はこれまでにEUDRの範囲縮小や一時停止を求めているため、EUDRは発効が延期されることがほぼ確実な情勢だ。それでも延期が一年間で済むかは不明であるし、内容が大幅に見直される可能性も否定できない。

 

4:名無しさん

■消費者からも、事業者からも不満噴出

 そもそも2020年2月のコロナショック後の急速な景気回復と、2022年2月のロシアショックを受けて、EUの食肉価格や嗜好品(コーヒー、紅茶、ココア)の価格は3割以上も上昇していた(図表)。EUDRを発効した場合、こうした食品のさらなる値上げは避けがたく、加盟各国の国民から相当な不満が噴出することは明らかだった。

 他方で、EU域内の事業者の中には、EUDRの発効を念頭にすでに対策に取り組んでいた企業も少なからず存在する。当然ながらそうした事業者からは、今回の欧州委員会の対応に対する不満の声が強く上がっている。一連のエピソードには、日本の事業者がEUでビジネスを行う上での教訓が含まれているので、簡単に事情を解説してみたい。

 EUDRの発効を念頭に対策をしていたEU域内の事業者は、EUDRに適合した原材料を確保するため、多額の割増金を生産者に支払っていた。EUDRが発効されていれば、域内の事業者は割増金のコストを食品類の価格に転嫁することができた。EUDRに適合した食品類の流通しか認められないなら、消費者もそれを受け入れるしかないからだ。

 しかしEUDRの発効が延期となったことで、消費者も従来通りの食品類を引き続き購入できることになった。これでは環境意識の高い消費者以外、EUDRに適合させるためのコストを上乗せした食品類の購入など見込めない。そのため、EUDR対策を進めた事業者は割増金のコストを価格転嫁できず、そのコストを自ら負担せざるを得なくなる。

 ロイターの報道によれば、例えばカカオ加工業者やチョコレートメーカーは、EUDRにて適合したカカオ豆を6%(1トン当たり300ポンド)高く購入していたとされる。原料であるカカオ豆の段階で6%であるから、最終的なチョコレート製品の価格は2割程度高くなるのではないか。こうしたコストを、事業者が負担することになるのである。

全文はこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/0960f0b911d44f4414079aa3da75015bfe7aa0f5


3:名無しさん


欧米か!

 

8:名無しさん


長いです

 

22:名無しさん

>>8
・金のかかる意識高い系の施策を思いつく!
・負担させられる消費者と事業者から不満続出
・怖じけて延期へ、、、
・すでに施策のために費用を負担していた事業者からは延期すんなと不満続出
・進むも地獄、戻るも地獄の板挟み

結論、バカ


16:名無しさん


「森林を開墾して農業を行っているから農業は環境破壊」とかいって
EU域内の農業を全廃しようとした(代わりに培養肉や昆虫食を普及させようとした)のを
延期したということか
中止ではなく延期というのも怖いが

 

25:名無しさん


EVシフトが「大失敗」って扱いになっててニッコリ😄

 

32:名無しさん


EUは中国をコントロールできると本気で思ってたっぽいな

 

33:名無しさん


最近森林の手入れがされなくなって新陳代謝が滞り
老木がふえてきていてそれはそれで問題なんだよね

 

35:名無しさん


EUに大量の道徳事業者がはいりこんでるんやろな
地元企業への利益誘導のために見えて、じっさいは道徳事業者が自分の実績作りのために利益誘導できますよと口先三寸でまわりを丸め込んだだけだから後のことなど考えられてないとかだったりして

 

38:名無しさん

>>35
反論しにくい綺麗事だけ並べて要はカネカネカネカネカネカネカネカネカネカネなんだよな
で、消費者は反論しないけど買わないって選択肢をとっただけ


39:名無しさん


実現も出来ないことを自分達だけでやるなら良いが他に押し付けるなよな

 

40:名無しさん


まずは植林から始めたら?

 

47:名無しさん


今のEUの中でさえ、メルケル時代のドイツが
他のEU加盟国に「難民移民を受け入れないのはけしからん」
って説教してきたくせに、最近のドイツが国境管理を厳しくして、
難民移民を排除し始めて、あれは何だったんだ。と
ドイツに反感持ってるらしいじゃん。

 

57:名無しさん


EU委員会の正体は東欧から追い出されたノーメンクラトゥーラ(赤い貴族)達だからなぁ
適当に高尚な事吠えてりゃ食えると思ってたんだろ

 

60:名無しさん


ガソリン車はダメ!原発はダメ!森林伐採もダメ!
あんたらどうやってその電力を賄うつもりだったの?w

 

71:名無しさん


昔は経済を一旦無視してガソリンの鉛除却のための世界条約を締結することができたのに、なんでいまの環境対策は現実無視して目立つところだけ徹底したフリしようってめちゃくちゃな内容のものばかりなの?ばかなの?

 

80:名無しさん


RoHSもヨーロッパ外に散々ゴリ押ししてたのに
自分たちが対応できない部分、光学ガラス等はシレっと除外してるよ
寧ろ日本とかはその部分もクソ真面目に何とかしてる
環境に流出する鉛自体を減らすのはいいと思うけどね

 

81:名無しさん


もうEU抜ける方が各国豊かになれるんじゃ

 

84:名無しさん

>>81
米国に対抗するのと日本を潰す目的でEU作ったんや
やめるもんか


75:名無しさん


ドイツの脱原発も自縄自縛だよね

外国の情勢やご機嫌次第で首が絞まるとか…

 

77:名無しさん


自由貿易を唱っていながら色々と勝手な障壁を作って
自ら苦しみ反故にするいつものパターン