4億年前の巨大キノコ、内部構造と成分を分析したら「植物でも菌でもない何か」だった
約4億年前の地球に、高さ8メートルにもなる巨大な塔のような生物がにょきにょきと立っていました。
化石から「プロトタキシテス」と名付けられたこの生物は、数千万年にわたって陸上最大級の生き物だったと考えられ、長いあいだ巨大キノコ(菌類の仲間)だと考えられてきました。
化石には、当時の節足動物がかじった跡も残っていています。
しかしイギリスのエディンバラ大学(University of Edinburgh)で行われた研究によって、プロトタキシテスの体内構造や化学成分が現生のキノコ類とは根本的に異なることが分かってきました。
もちろん動物や植物の特徴にも当てはまりません。
そのため研究チームは、この塔は現在のどの生物とも縁がない、すでに絶滅した独立の多細胞生物の1つだったと考えられると結論づけています。生命が一度だけ試して今は消えてしまったこの“別ルート巨大化”の塔は、いったいどのような仕組みで栄養の乏しい原始の大地に立ち続けていたのでしょうか?
研究内容の詳細は2026年1月21日に『Science Advances』にて発表されました。
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https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/190926
植物でも動物でも菌類でもない系統の巨大生物は存在したのか?
答えを得るために研究者たちはまず、スコットランドの農地から見つかったプロトタキシテスの大きな塊を、薄いスライスにして観察用の標本を作りました。<中略>
すると塔の内部は、3種類の太さの管と、小さな斑点状の「髄斑」がびっしりつまった配管迷路であることが分かりました。
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最も細い管は髪の毛よりずっと細く、そのまわりを中くらいと太い管が何重にも取り巻いています。
髄斑の中では、これらの管が三次元的に入り組み、分岐したり合流したりしながら、高密度のネットワークを作っていました。
その様子は、肺の中の小部屋や毛細血管がぎゅっと詰まった構造を思わせます。<中略>
次に研究チームは、同じライニーチャートに保存されている本物の菌類・植物・節足動物・微生物と、プロトタキシテスを並べて、赤外線分光法(赤外線を当てて、どんな分子がどれくらい含まれているか読む方法)で成分の「指紋」を集めました。
集めたスペクトルを、AIを使った機械学習(境界線を自動で見つける統計的な方法)で解析すると、プロトタキシテスのデータは菌類や植物のグループとはきれいに分かれてしまい、どの既知グループにもきれいには入りませんでした。
特に決定的だったのは、キチンとよばれる分子の手がかりが見つからなかったことです。
キチンは、現代の菌類や節足動物(昆虫など)の細胞壁や外骨格の主要な材料です。
同じライニーチャート中の菌類や節足動物からは、キチンが変化してできたと考えられる信号がはっきり検出されましたが、プロトタキシテスの塔からは検出されませんでした。<中略>
そこで著者たちは、「この塔は、現代には子孫が1つも残っていない、完全に絶滅した真核生物(核をもつ生物)の独立した系統に置くのが、もっとも素直な解釈だ」と書いています。
塔の中の複雑な配管ネットワークは、おそらくガスや水、栄養の輸送と交換をになう専用のシステムであり、そのような生理機能があったからこそ、プロトタキシテスは栄養の薄い世界でも自立した巨大サイズまで成長できたのではないか、というのが研究チームの見方です。
今回の研究により、プロトタキシテスという4億年前の巨大塔は、「巨大キノコ」ではなく、植物・動物・菌類のどれにもすっきり入らない、絶滅した真核生物の独立した系統だったと考えられることが示されました。
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著者たちは「複雑な多細胞の体をつくる能力」は、植物・動物・褐藻・菌類といった限られたグループだけが持っているとしたうえで、プロトタキシテスはそのどれに入れても矛盾だらけになると述べています。
最も単純に説明するなら、「地球の歴史のどこかで、もう1本“複雑な多細胞生物の枝”が立ち上がっていたが、その枝全体がある時点でばっさり折れてしまった」と考えるのが自然だ、というわけです。
スコットランド国立博物館の研究者の一人は「これは『いま私たちが知る生命』ではない生命であり、完全に絶滅した進化の枝に属すると考えられる」とコメントしています。
エディンバラ大学の研究者は、「プロトタキシテスは、生命が巨大で複雑な体をつくるために行った独立の実験だ」とも表現しています。<中略>
これまで教科書では、複雑な体を作る大きな生物は、植物・動物・菌類のどこかに入ることになっていました。
しかしプロトタキシテスは、そのどれにもすっきり収まらない「分類迷子」だと判明しました。
しかも、ただの変わり者ではなく、当時の陸上で最大級という主役クラスの生き物です。
つまり「地球の生命は、昔もっと実験的でカオスだった」ことを静かに告げているのです。
もしかしたら、私たちの系統樹の外側には、こうした“没になった試作品”の枝が、まだいくつも眠っているのかもしれません。
>>3
ではそれほど進化した系統が何故絶滅したのだ?
>>76
進化したのが生き残るわけじゃないぞ
生き残ったのもん勝ちが進化
人間視点で退化に見えても生き残ったって事はそれが有利って事
退化も進化
進化の逆は停滞で、停滞も変化する必要が無かったって事
非人道的な蠱毒の壺が自然界
俺の巨大キノコとどっちが上かな
8メートルはデカな
旧支配者もしくはその眷属
塩の杭…的な?
そら4億年前ならなんでもありだろ(冷笑)
8cm・・・?
面白すぎ
腐海の粘菌
何らかの小さい生物と共生して成り立っていた生物
巨大粘菌の子実体じゃね?
>化石には、当時の節足動物がかじった跡も残っていています
うまいのかに
リバティだけじゃなくフリーダムも大事なんだな
光合成してなそうなのに上に伸びるメリットが分からんな
>>38
重力で配管が作りやすいのかも
マタンゴ
節足動物の囓ったあとがあるならよほど硬くて不味かったかもしくは上手く逃げおおせたかのどちらかだろう
あるいは化石に残ったのはこの生物のごく一部の器官だった可能性もあるね今の生物が失った盲腸的ななにか
おもしろいね
>>46
齧ったから食ったとは限らんしな
巣材にしたとか、齧歯目みたいに歯を削るみたいな目的があったかもだし
植物と藻て違うのか
菌類じゃないならキノコって呼ぶなよw
そういえばそういう根本的に消えたルートがある可能性とかあんまり考えたことなかったな
化石になる時に成分変わったんちゃうん?
見たこともないようなモンスターとかウヨウヨしてたんだろうな 即死させたり隕石を操る力を持ったヤツもいたかも知れない。
完成度たけーなおい
地上で生えてたとは考え難いなぁ
つか、熱水噴気孔に集まった微生物の集合体じゃないのか?
喪われた種か ほかにもいたんだろうな

