1:名無しさん




 とはいえ、『DEATH NOTE』に時折発生する「隙アリ」の場面に、連載が終わって20年近く経過した現在もなお、SNSではよく「そんなアホな」とツッコミを受けています。

 有名なシーンのひとつが、部屋中に監視カメラを設置された夜神月が、小型テレビと、デスノートの紙片をポテチの袋に仕込み、勉強しながら、犯罪者の名前をデスノートに書き込む場面です。なるほど、これは「アリバイ」証明のために夜神月が採った手段ではありますが、そのシーンだけみると……「そんなアホな」と思ってしまう気持ちもわからなくもありません。

 他方、筆者はリアルタイムで連載を追っていた世代です。このシーンも連載当時、周囲で話題にはなりましたが、そこまで「総ツッコミ」を受けてはいませんでした。少なくとも、今そのシーンだけ見返したときに感じる「強烈な違和感」があったとは言い難いのです。もちろん、当時の年齢やリテラシーによって、その印象は大きく異なるでしょう。ということで、大人になった現在、改めてこの「ポテチテレビ」の場面まで、原作を読んでみましょう。

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