1:名無しさん




お召し列車には列車番号はなく、ダイヤ上でも「お召し」である。新幹線の場合は、一般の団体臨時列車と同じ列車番号が付けられることが多い。

お召し列車の運行には「三原則」があるといわれている。

1.他の列車と並んで走ってはならない。
2.追い抜かれてはならない。
3.立体交差では上の線路を他の列車が走ってはならない。

このため臨時に他の列車の時間調整を行うほか、事故などの不測の事態に備えてダイヤ作成担当者がお召し列車に添乗する。

戦前にはお召し列車の10分程前に先導列車が運行され、先導列車が通過後はポイント操作が許されないなど、特別の配慮がとられた。21世紀初頭の現在でも同じ措置をとる場合がある(後述の記載も参照)。

お召し列車担当の運転士は、運転区間を管轄する車両基地内で技術、勤務態度、人間性を踏まえて選ばれる。殊に衝撃のない発車や停止、数秒の狂いもない運転、数cmのズレも許されない停止位置など、通常の列車に比べて極めて細かい運行が求められるため、運転技術が特に優れている運転士が選ばれている。

移動日や時刻は『官報』によって公示されている。ただし皇族の行事参加や移動を掲載しているだけであり、必ずしもお召し列車による運行とは限らない。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E5%8F%AC%E3%81%97%E5%88%97%E8%BB%8A