2004年3月22日、高知競馬場(高知市)に詰めかけた約1万3000人の視線は、一頭の牝馬に注がれていた。ハルウララ。デビュー以来105連敗を喫しながら、ひたむきに走る姿が人気を集め、この日のレースで、ついにトップジョッキー・武豊騎手(56)=当時35歳=が騎乗した。
結果は11頭中10着。しかし、ハイライトはレース後に待っていた。手綱を取る武騎手に導かれ、ハルウララがスタンド前をゆっくりと走る。通常、勝った馬が行うウィニングランに割れんばかりの拍手が送られた。
「なんか夢みたいだ」。場内実況を担当したアナウンサー・橋口浩二さん(58)=同37歳=は胸が熱くなった。ブームの仕掛け人とはいえ、1年前、ここまでの光景が見られるとは夢にも思わなかった。(北海道支社 野田快)(中略)
引退後、栃木県や北海道の牧場を転々としたハルウララ。12年12月、初めて牧場に来た時は生来の臆病さもあって人間との距離を縮めるには時間がかかるように思われた。だが、その半年後、宮原さんが馬房の掃除をしていると、視線を感じた。ぱっと振り向くと、こっちを見ているハルウララと目が合った。「かわいいところ、あるじゃん」。距離は縮まりつつあった。
馬主からの月8万円ほどの預託料支払いが滞るようになったのは、ちょうどこの頃だ。預託牧場は馬主から馬を預かり、預託料でエサ代やけがの治療費をまかなう。預託料が支払われなければ、馬の面倒はみられない。宮原さんは決断を迫られた。
あのかわいい視線が脳裏をよぎる。それに――。「人間の都合で人気馬に仕立て上げられたのがウララ。そんな彼女をまた人間の都合で手放してしまうのか」。宮原さんは腹をくくった。
14年、「春うららの会」を設立。ネットを通じて1口3000円で支援を募ると、「元気でよかった」と泣きながら電話してくる人もいた。3か月で80人の会員が集まり、その会費で預託にかかる費用をまかなえるようになった。
ハルウララは今年2月で29歳になった。人間なら80歳を優に超えるとされる。朝ごはんを食べて、ひなたぼっこして、お昼を食べたら昼寝して。マーサファームで過ごす余生は悠々自適そのものだ。勝利実績のある馬も、引退後は乗馬や繁殖馬などに転じることが多く、ハルウララのような余生を送るケースは一部にすぎない。「ウララはある意味、勝ち組ですよ」。そう笑う宮原さんの横を、ハルウララがのんびりと歩いていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef085fc95dd99c94ad4d62fe60ec60eb97ec369b?page=4
ハルウララ戦は有力馬のオッズが高いからボロ儲けだったわ
10年ぐらい前と思ってたら20年前の馬か
駄馬は馬肉になる運命なのに、クリスマスに大統領から恩赦される七面鳥みたいに強運。
ジョッキーの意味ないと証明された
>>5
この時はブービーだけど、その前後のレースでは2着や3着になってるんだよね。
>>5
武豊も乗ったけど末脚が鈍いですねとか言い訳してたなw
ウマ娘のおかげだな
2月生まれなのにハルウララなのか
>>8
二十四節気とか知らんのかよ
>>8
さすがにそれは学がなさすぎる
>>12
えっ?
高知競馬の調教師はテレビドラマで見たヒロインにちなんで「ハルウララ」と名付けた。
強さとか獲得賞金とかで競馬関係者からは苦言があるが、結局経済動物なので売上稼いだら偉い
ちゃんと報いなければならない
だってオラは人間だから
馬肉なってない奇跡
行方不明になったのかと思ってた
良かったなぁ
一緒に走った馬はみんな屠殺済みだろうな
馬って30年も生きるの!?
大型の動物は10年か長くて20年くらいだと思ってた
>>25
象やカバはもっと生きるみたいだよ
>>25
90年上半期の生き証人だったナイスネイチャは30超えてたな ディープのママも30超えてるにポニー追い掛け回してたり
ドーベル姐さんは馬体重キープしてる
馬肉に違いはない
長生きしてるな
最近連敗記録が更新されたはずだが馬名が思い出せない
覚えやすい馬名はそれだけで正義
この馬は馬名と違って気性が荒かったとか聞いた
ネタ枠だと生きながらえれるのか
地方の凡馬でウマ娘になったのこいつだけだな
本人にはなんの得にもならんけど
勝ってないのに人生(馬生?)の勝ち組だわな
ただ、この「負け続けてるのを勝つまで応援し続けるぞ!」って盛り上がったのはこのハルウララだけで
この後で2匹目のどじょうを狙って何頭か「この馬も負け続けてますよ~」って煽ったけど
どれも火が付くことなく終わった
寿命を全う出来る馬は1割も居ないしな
馬刺しにならなかったから勝ち組なのかな