1:名無しさん




なぜ男女格差はなくならないのか。オランダ・フローニンゲン大学助教授の田中世紀さんは「社会の公平性を実現するためには、女性専用車両など差別的であっても女性優遇策が必要だ」という――。(第1回)

日本にはさまざまな男女格差があり、その格差の多くは女性への差別から生じている。その差別は女性への既存の評価から生じているわけだが、男性に対しても、社会に共有されている評価があるはずだ。

そうすると男性についても、差別によって不当な扱いを受けている事例が多々あるのではないかという疑問がわく。特に今の日本社会は、形だけでも男女格差を是正しようと急ピッチに対策に努めている段階であり、このプロセスの中で男性の方が不当な扱いを受けているということも、あるのかもしれない。

この、いわゆる「逆差別」の問題について、女性専用車両を使って考えてみよう。

ここでの逆(性)差別とは、現在の男性優位の社会状況の中で、女性に優遇措置をとることにより、相対的に男性への待遇が悪くなることを言う。女性専用車両の例では、この公共サービスにおける女性優遇措置によって、男性が不利益を被っているかどうかが焦点となる。

https://president.jp/articles/-/105676?page=1