1:名無しさん




ゲーム不要 貫いた子育て

児童館指導員 芝 京子 60歳

子どものスマートフォン解禁に悩む姿をつづった3日付地域面の「朝凪」を読み、かつてのわが家の光景が思い浮かんだ。

息子2人が小学生の頃、家庭用ゲーム機が大流行した。「みんな持っとる」「話が合わん」とせがまれた。しかし、私は頑として受け入れなかった。

当時、特に次男の熱意はすさまじく、小遣いをためようともした。自宅に荷物が届くたび、「ゲームかね」と目を輝かせた。「宝くじが当たったら買ってくれる?」と無邪気に聞かれ、胸が痛むこともあった。

でも、私は今しかできない経験を重ねてほしかった。ゲームは大人になってからでも遅くない。「お金を稼げるようになってから、自分で買いなさい」と突き放した。

成人した次男は、本当に初任給でゲーム機を買った。感想を聞くと「すぐ飽きた。もう大人だしね」と笑った。

私は今でも、ゲーム機を買わなくて正解だったと思っている。

(広島市西区)