中国ではブーム初期に購入されたEVが廃車時期を迎え、年間82万トンのバッテリーが廃棄される。政府は156社の正規リサイクル業者を認定するが、環境基準や安全性を無視するグレーマーケットが拡大。CATL、BYDなど大手は正規システムを構築するが、追いついていない。
この記事の3つのポイント
1中国でEV普及初期のバッテリーが寿命を迎え、年間82万トンの廃棄バッテリーが発生している
2政府補助金によるEVブームで過去10年間に大量普及したが、多くの小規模メーカーが倒産した
3正規リサイクル体制が追いつかず、環境基準を無視するグレーマーケットが拡大している
中国在住のワン・レイは2025年8月、ついに自分の電気自動車に別れを告げる時が来たと決断した。
39歳のワンは、北京で電気自動車(EV)がまだ試験的な存在だった2016年に、車を購入した。それは中国の小規模なブランドの車だった。補助金は手厚く、営業担当者は「国産イノベーションの支援」について語っていた。当時、彼の周囲でバッテリーで走る車を運転している人はほとんどおらず、彼は先駆者であることに満足していた。
しかし今では、バッテリーの劣化に伴い、車の航続距離は短くなり始めていた。バッテリーの交換も可能だったが、保証期間はすでに切れており、費用と手間を考えると割に合わないと感じた。加えて、もっと良い車へアップグレードしたいと考えていたこともあり、売却は自然な選択肢となった。
漠然とした彼の思いは、ドウイン(Douyin:抖音)で地元のバッテリー・リサイクル業者の広告を見かけたことで、行動に移された。いくつかの業者に問い合わせた結果、最も高額の提示をしたのは、町はずれにある小さな店舗だった。WeChat(ウィーチャット)で連絡すると、翌日には車を引き取りに来た。ワンは8000元を受け取り、中国政府の自動車廃車補助金を加えると、最終的に約2万8000元を手にした。
ワンのこの行動は、中国における大きなトレンドの一部である。過去10年間、中国国内では政府の支援もあってEVブームが起きた。電気自動車の購入はかつては珍しい選択だったが、今では一般的となり、2025年後半には新車販売の約60%が電気自動車(BEV)またはプラグイン・ハイブリッド(PHV)となった。
しかし、ブームの初期に普及したEVのバッテリーが耐用年数の終わりを迎えつつある中、先行して購入したユーザーたちは車を手放し始めており、国としてもこうした老朽化する部品の処理方法を模索する必要に迫られている。
この問題は、中国の発展途上にあるバッテリー・リサイクル産業に負荷をかけており、安全性や環境基準を軽視しがちなグレーマーケットの拡大を招いている。国家の規制当局や企業も正式なリサイクル・ネットワークや回収プログラムの構築に取り組んでいるが、現時点では、自動車から排出される大量のバッテリーに対応しきれていないのが実情だ。
スマートフォンやノートパソコンのバッテリーと同様、現在のEVに使われているのは主にリチウムイオン電池である。年々少しずつ容量が減少し、充電に時間がかかり、航続距離が短くなり、安全性にも問題が生じやすくなる。EV販売およびバッテリーリ・サイクルに従事する3人の専門家がMITテクノロジーレビューに語ったところによれば、バッテリー容量が80%を下回ると、多くの場合「車載 …
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https://www.technologyreview.jp/s/374294/china-figured-out-how-to-sell-evs-now-it-has-to-deal-with-their-aging-batteries/
誰もが知ってた未来
エコってなんだ
>>4
別にエコのためにやってるわけじゃないだろ
中国は原油はあまり出ないが電力は石炭でいくらでも自給できるから
安全保障も含めて戦略的にEV化を進めてるんだよ
>>4
あきらめないことさ(´・ω・`)
まあこうなるわな
実際は砂漠に埋めてるじゃん
ノーマンズランド拡大中
車載用には使えないけど定置用には使えるから
バラしてポータブル電源とかに再利用するんだろうね
>>11
そしてそれが爆発すると
すぐ寿命になって運が良かったアルよ
>>11
田舎だとボロ小屋に旧型リーフが走りもせずに置いてあったり
>>11
日産リーフがそのシステムを作ってやってますなあ。
欧米はもう転換してるからな
所詮エコとかリサイクルなんか気にしない国民にはつくれない
これ処理するのに膨大な二酸化炭素排出するだろ
日本のソーラー事業も中国から補助金を出してもらえ
日本政府も電気料金から補助金を出しているのを打ち切るべき
初期のEV購入層が10年か、これから毎年増えるのだろう
ワンさんがまたEVを買ったのかは>>1からは分からんなw
EVは10年経たずにゴミ。
従来車は中古車として使われ続ける。
どっちが環境に優しいかわからないバカ。
>>36
BYDは車体の作りも手抜きなので車体自体10年持たないのでバッテリー寿命は短くても問題ないアル
本末転倒w
置きっぱなしで雨に打たれてるよ
ひどいもんだわ
売れずに大量に放置されてるEVもGDPにカウントされている
さすが白髪三千丈のお国柄
>>1
太陽光パネルのように、日本へ(まだ規制されていない)蓄電所建設とか称して大量に(蓄電用に転用された)中国産EVバッテリーが持ち込まれるでしょうね。
ちなみに、アメリカのテスラも家庭用蓄電池と称して似たような事を既にやっていたりする。
支那は技術がないからガソリンエンジンを作れない
それでEVにシフトした
結局クルマづくりは無理なお国柄
>>77
ドイツから技術買ってたと思ったんだけどなぁ
素材がネックなんだろうか
>>82
エンジンもミッションも作れないから三菱からコンプリート買って載せてた
オートマもオーバーホールの技術無いからコンプリートで交換
未だHVなんかの高燃費レシプロが最適解だよね。
バッテリー大量廃棄でどこがエコなんだ?
中国では作るときに補助金貰って買うときに補助金貰って
中古に売って買った人が補助金もらう(以降繰り返す)
これを書類上だけでやるから走行距離0キロで何度もオーナーが替わった中古車の山が出来上がる
道路への影響を勘案したらEVは産業へのブレーキでしかない
正しく廃棄品を引き取るサイクルが出来ていれば
環境に与える影響は少なくできるかも知れんが
こんな>>1のような状況をみて
「環境にいい」なんていう学者は一人もおらんわ
たった9年で廃車じゃ製造時CO2発生量が多すぎて反エコじゃん
EVは廃車禁止にしろよ

