1:名無しさん




・注:2021年当時の記事です

 入院から5日後、武田さんは音楽を聴くことも認められない生活や病院側の対応に納得できず、点滴を自分で抜いた。武田さんが説得に応じないため、担当医は身体拘束を指示し、看護師が4人がかりで両手足と肩をベッドにくくりつけた。武田さんは再び点滴を挿入され、鼻からのチューブで栄養を注入。尿道にカテーテルを入れられ、トイレも行けなくなった。

 拘束されている間、武田さんは担当医に不信感やいら立ちをぶつけたが、徐々に食事を取るようになり、治療に前向きな気持ちや担当医の考えへの理解を示すように。段階的に拘束が解除されたが、全て外されたのは2カ月半後。拘束は77日間に及んだ。

 「退院した後も生活は悲惨だった」と武田さん。拘束されたときのことがフラッシュバックし、体が動かなくなる。「死にたくなるというより、とにかく『忘れたい』『眠っていたい』という気持ちになった。悔しかった」

https://www.47news.jp/6493609.html