◼過酷な状況に心を折ってしまって失意のうちに帰ってくる子たち
「まずはできることから」ということで、大学や関係先に集まってきたボランティア希望者のうち40名ほどが避難所での物資輸送や割れた道路にはみ出たがれき撤去などの作業をするというので送り出したのですが…現地に行って、数日ほどで過酷な現状に心を折ってしまって失意のうちに帰ってくる子が複数出ております。
この記事を書いている間にも、メンタルやられ気味の子からのSOSが舞い込んできたので「世話になったお礼だけ頭下げてしてきて、すぐ帰っておいで」と促したりしております。
送り出した側からすれば「え、もう帰ってくるの」と言いたくなるところではありますが、オンラインとはいえ窓口をしている私としては彼らが直面した被災地の状況に思いを致すと「確かに非日常すぎて、単に善意で現地に行ってもなかなか大変なんだろうな」と思う部分はあります。
ボランティアとして入れる避難所は割と震源地より遠く、道路も復旧して二次避難も要らない(かもしれない)という状況だったようなのですが、その避難状況というのは声もかけられないぐらい悲惨で、職員も被災者も疲労困憊の状態のため口数も少なく、報告を聞く限りでは、ボランティアの若い人に対して「動きが遅い」とか「こんなこともできないのか」などと非常に攻撃的な口調で命令されたり批難されたりされるケースもあったようです。
人間、長く生きていても想定外に辛いことが起きるとギスギスしてしまうことは往々にしてあり、ましてや突然の被災で住み慣れた我が家を追われて不自由な避難所生活を送ったり、身近な家族・親族の不幸もあって心に傷を抱いたりしながら、はっきりしない未来に不安を抱いて暮らしている人たちのことを考えれば、恨み言のひとつも言いたくなって当然です。
福島で復興庁の作業も多少は経験している私からすれば、そういう彼らの「ボランティアで行ったのに召使のように使われた」というのは定番の愚痴ですが、それを乗り越えて被災した人たちや、日々現地で奔走する地方公務員の皆さんに寄り添えるかどうかはかなり人格の深さを持った子か、黙々と物事に取り組めるタイプの子しか順応できないように思います。
◼後悔ばかり抱いて何とか戻ってきた
また、状況が分からず所属したNPO団体の仕立てたワゴン車に乗ったまま能登半島奥地まで行ってしまった子が精神的にも肉体的にも大変衰弱した状態で帰ってきていました。
さながら現地は戦場みたいなもので、被災者を差し置いて勝手に水洗トイレを使うことはできないが軽装備でNPO団体が現地入りしたため手持ちのトイレットペーパーもすぐに底をついただけでなく、食糧も水も不足しているばかりか帰りのガソリンも心許ない状況だったことで、何のために現地に行ったのかという疑問と調べず安易に来るんじゃなかったという後悔ばかりを抱いて何とか戻ってきたとのことでした。
さらに、野外活動中に割と強めの冷たい雨が降ったことで、これはもう居られない、助けに来たのに自分がどうにかなってしまいそうだと感じたそうです。
全文はこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b63672a91ad7171fb9e7ae9a1e636802a68a236
登山よりサバイバルなのかキツいな
交通費の無駄
はじめから行くなよ
全部読んだけど良い文章だった
若い人ほど読み込んでほしい
>>1
なんで戦場カメラマンすぐ辞めてしまうん……?
そりゃそうだろ
東日本大震災はもっと悲惨だった
死体がごろごろ、死体が家族と会えたらまだマシ家族全員が死んでたなんて普通にあった
腐乱死体も腐る程あった
今の子じゃ一目で気絶するレベル
>>18
まあ今回は批判出るくらいには余裕有るんだろう
あの時はとてもじゃないがそんな
行ったら行っただけ感謝された
>>18
地元の高校生がボランティアに志願したら、御遺体の入った袋にドライアイスを詰める仕事だった、という記事が忘れられない
ちなみに最初こそ「えー」とは思ったものの、淡々とやり遂げたそうな
まあ戦場みたいなもんで被災者も異常な精神状態だろうからな
責任持った仕事してほしいのなら
金を払えば良いのでは?
ボランティアは全員が自己満足だから無料でやる。そして自己満足が得られないからすぐ辞める。
しっかりレクチャーせず初心者放り込んでたら折れる子もいるだろうに
戦争の場合だが
前線の兵士一人をサポートするのに後方に5人必要っていうから
ボランティアも似たような体制にしないと駄目なんだろうな
まあ若い時の経験は自分への投資だからな
行くのと行かないのでは大違いだ
こういう災害は時々起こるからその都度反省点を覚えておいて次に生かすしかない
でもあのときボランティア行ったけど、、、って一生話せるネタだしいいんじゃない
元消防関係の自分は何か所かボランティアにいったけど
感謝されども文句を言う被災者には会ったことがない
レアケースを日常のように誇大するのはどうかと
>>87
最初は感謝されるんだけど
被災から数か月とかたつと
被災者のストレスが溜まって
暴言吐いてくるひとが増えるんだわ
いやマジで
>>87
多分災害現場に場数慣れしたベテラン臭がするんでしょ
何の経験も無いペーペーがいたら年寄りは文句言いたくなるかもしれない
あと高齢者ばかりの過疎地の年寄りなら年寄りも若者慣れもしていない、年寄りの文句=甘えみたいなものだと思うけどな
「自分が被災者を救える!!」ってかw
ボランティアてなんだの思ってんのかね?
現地民だけでやりゃー良いじゃん
>>126
推薦入学や総合選抜で進学した者ってボランティア経歴が好きなんだよ
就職活動時の経歴欄にも
ボランティア活動(能登)って入れたかったんだろ
素人のボランティアを受け入れられるようになるのはまだ1か月か2か月くらい先の話。
電気も水道も復旧してない、食糧も生活物資もまともに供給されてない今、素人が行っても邪魔になるだけ。
それらを自己解決できる自衛隊か、それに準じるプロ級のボランティア集団しか役に立たない。
現地も政府も政治家もボランティアは来るなってスタンスなんだから行くだけ無駄やろ
苦しい時に手を差し伸べてくれる人を無碍に扱うとかいくら被災者でもあってええわけないやんけ
>>151
本当にそうだよ。
災害ボランティアは善意だけでは務まらない。何らかの技術だったり自活能力だったり忍耐力が必要。
それらが無いのに個人で被災地に行くのはただの思い上がり。
そういう人は募金だけしてればいいと思う。
まぁなんの準備もせずにいきなり押しかけてカレー食って帰るくらいなら最初から行かないほうが良いとは思う
そりゃあそうだろう
祭り気分の中でヒロイズムに酔って行動してるんだから。
そもそもの原動力が「淡々と震災の事後処理」や「淡々と地域復興」じゃなくて
「被災者に感謝される自分」と言う虚栄心や承認欲求なんだから。
熊本地震の時は単位や就活ポイント稼ぎの子も混じってたので大変だった