1:名無しさん




もんぺとは、和服における袴の形状をした作業着の一種、またはそれを改良した作業用ボトムス(下半身を纏う為の衣服)を指す。一般的に女性用衣類で名称は地方により、山袴(やまばかま)、雪袴、裁着(たっつけ )、軽衫(かるさん)、裾細(すそぼそ)など多様に呼称がある。季語は夏。

形状と用途

形状は左右1対の前布と後布から成り、四幅織物で仕立てる袴で、襠があるのが特色となっている。腰回りがゆったりとしており、上に着用した着物の裾をズボンの中に入れるようにした袴である。大方は腰板は付けず、袴をはく際には上部にある紐で結んで腰回りを調整して着装する。裾は両脚に分れ労働に適した構造から、農山村地帯の農耕、その他の労働に際して着用する仕事着、あるいは日常生活の家着として用いる。東北地方、日本海側地方、中部地方などの寒冷地では防寒着を兼ねて幅広く使用した。

素材と様式

素材は木綿、絹、梳毛糸や紡毛糸による綾織物の反物や、工業が発達した近代以降は化学繊維や合成繊維などでも仕立てた。無地の他に、絣や縞模様など柄物もある。用途ごとに裾や膝下を細くする、絞る、括るなど作業着であることから複数の様式がある。

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