6/10(水) 6:01配信
(古森 義久:産経新聞ワシントン駐在客員特派員、麗澤大学特別教授) 5月末、米国政府が議会に対して対中国政策の総括を改めて宣言する公文書を送った。
米国政府は同文書で、中国が米国主導の国際秩序を根底から壊そうとしていると断じ、その野心的な動きを抑えるために中国と対決することを政府の基本方針として明示していた。米国による中国との全面対決新時代の公式宣言ともいってもよい。
その宣言は、日本など同盟諸国と連携しての対中抑止を表明しており、日本の対中政策にも大きな影響を及ぼすことは確実である。
■ 中国が3つの分野で米国にチャレンジ
トランプ政権は「米国の中国に対する戦略的アプローチ」と題する公式文書を5月下旬、連邦議会あてに送った。米国政府全体が中国との新たな対決姿勢をとるにいたり、そのための多様な政策を認めるよう米議会上下両院に要請する目的で、新対中政策の骨子を議会に向けて説明したのだという。
トランプ政権は中国政策に関して、オバマ前政権までの長年の歴代政権の「対中関与政策」は間違いだったとして新たな強硬政策をとってきた。この文書は、中国発の新型コロナウイルスが米国にもたらした被害を踏まえて、対中強硬政策の内容を集大成の形で改めて解説している。
16ページから成る同文書は、【序言】【チャレンジ】【アプローチ】【実行】【結論】の5部で構成され、全体として、中国が米国に正面から挑戦する脅威の存在となり、米国および日本など同盟諸国の利益の根幹を侵すにいたったとの見方を示している。同文書の概要は以下のとおりである。それぞれのパートを見ていこう。
【序言】 米国は1979年の中国との国交樹立以来、中国がより豊かに、より強くなれば米国主導の国際秩序に加わり、国内的にも民主化を進めるだろうという期待に基づいて関与政策を進めてきた。だが、この政策は失敗した。
中国はより豊かに強くなった。しかし、共産党政権の非民主的な国内弾圧は強まり、対外的にも米国主導の「開放的で自由で法の支配に基づく民主的な国際秩序」を侵し、周辺諸国に対して軍事、政治、経済の各手段で自国の意思を押しつけるようになった。 米国がとるべき行動は、自陣営の価値観や制度を守り、その正当性を証明すること、中国の制度や価値観の世界への拡大を防ぐことである。またインド太平洋で日本やインド、オーストラリアなどとの団結を強め、中国の危険な行動を抑止する。
【チャレンジ】
現在の中国は以下の諸点で米国に戦いを挑んでいる。
(1)経済的チャレンジ 中国は2001年から世界貿易機関(WTO)に加盟したが、同機関の規則を守らず、自国の不当な市場や生産構造を改善しようとしない。習近平政権は自国産業への違法な政府補助金供与などを停止すると公約したのに止めていない。知的所有権についても米国企業の知的所有権を違法に使用することを続けている。全世界の偽造商品の63%は中国産となった。
中国は「一帯一路」構想を通じて、自国の非民主的、不透明な制度を国際的に拡大しようとしている。環境保護でも中国は国際的な合意や規則を無視している。
(2)価値観へのチャレンジ 中国共産党はマルクス・レ―ニン主義に基づく独自の政治システムを構築し、国家や政府を共産党に従属させている。このシステムは米国の自由な競争や個人の権利に基づく原則と衝突する。
中国は国際的にも中国型の独裁統治を拡大しようとしている。その統治は、競合政党の駆逐、政治活動家への不当な迫害、市民団体の抑圧、言論の検閲と弾圧などが主体となる。新疆ウイグル自治区、チベット自治区ではウイグル人やチベット人を組織的に弾圧し、さらにはキリスト教徒、仏教徒、法輪功・気功集団などの抑圧も進めてきた。
中国共産党政権のイデオロギー的画一性の追求は国内に留まらない。自国の政治思想を対外的なプロパガンダとして世界各国へ発信している。米国、オーストラリア、イギリスなどの市民団体、スポーツ組織、学術団体に影響力を行使し、外国のメディアにも圧力をかける。統一戦線工作による諸外国への干渉も目立つ。
↓続き
https://news.yahoo.co.jp/articles/2daa014632fb1d2b391e0ba7aa5b69a285255f3f
そして人民元は紙くずに
チャレンジ って皮肉か?
>>9
最近の表現。
中国またオワッタ
まあ近頃の中国って、香港・台湾に限らず、「全世界制覇」
とかいう野望を抱いているようにも見えるからな。
>>13
一路一帯での中国人のアフリカ進出やらオイルロード上の港湾を借金漬けにして租借やら南沙の進出やら北極海ルートを主導しようとしたりや、これが一番アメリカを怒らせたんだろうけど太平洋分割支配構想やらかなり具体的にやってるからな
ちょっと中国は調子に乗って急いで進めすぎたな
兵糧攻めでいいじゃない
米国が敵に認めるとマジでやばいぞ。
あいつら本気出したら大日本帝国でも4年しか(も!)耐えられなかった。
>>1
中国は共産党が国民の思想を統制して移民とポリコレでアメリカに非対称戦争を挑んできてるが
アメリカやられっぱなしですやん
トランプは選挙でバイデンに劣勢だし
トランプもやけっぱちになる可能性も無きにしも非ず
>>38
下手にトランプ支持っていうとポリコレ連中から粘着されるし実際の支持率がよく分からないよ
日本もそうだけど一部の狂信者がやってる言論弾圧やマスコミが情報の改竄や意図的な誤報をどうにかしないといけない
甘やかすのはもうやめたってことか
トランプより議会の方が共和党・民主党関係なく対中政策は厳しいんでしょ?
>>1
未だに裏では取引してるとか言う奴がいるけど、
もう経済がどうとかいう次元じゃねぇだろ
アメリカはかつて日本を潰した以上に、チャイナを潰しにかかってるよ
中国は守り難い土地なんだよな。歴代王朝は苦労し続けてきた。
いつの時代もメディアを利用したプロパガンダが諸悪の根源なんだよねえ
今回を機に、日米欧で協力して色々潰して回って欲しい
パヨク、どうするのこれ?
>>1
未だに空気の読めてない日本の政財界はどうするのかね~、
習近平は元の紙屑化を承知している
共産党幹部も人民元から金や円に替えている
>中国がより豊かに、より強くなれば米国主導の国際秩序に加わり、国内的にも民主化を進めるだろうという期待に基づいて関与政策を進めてきた。
冷戦当時、中ソ間も必ずしも一枚岩ではないから当面の敵ソ連に対し敵の敵は味方的な発想で
関係の結んだんだろうと思ってた。
自らを中央の華と考える中華に対する認識が甘かったな。
今からでもいいから合従連衡について学んで切り崩されないよう頑張ってくれ。
それしたら完全に戦争でしょ
まぁトランプならしょうがないか
実際のとこ中国の生産発展スピードヤバかったもんな、材質が悪かっただけで設計はフルコピーできる時代だし
世界一人件費削れるし品質が最良なるのも時間の問題だった、既にマップアプリなんて中華製で公式にデータ持ってかれてたし
ただタイミングが余りにもピンポイントすぎで米がコロナを広めたっていうのも見方によってはありかも
>>143
中国が周回遅れの帝国主義に傾倒していなかったら覇権争い出来たろうにね。
何気に 重要な宣言なのだが 歴史に残るかもな